四つ葉のブログ

僕と妻、三人の子どもと暮らしています。趣味は、読書とジョギング、たまにロードバイク。いつかはトライアスロンに。書評=S(時間を忘れる程面白い)A(とても面白い)B(面白い)C(まあまあ)D(いまいち)E(つまらない)※あくまで個人的な感想です。

【読書感想】村上春樹「村上朝日堂」

【ジャンル】エッセイ
【書評】B
【感想】
今から33年前、村上さんが35歳のときの作品。
今の村上さんはノーベル賞候補になったり、イスラエルで政治的な発言をしたりと、硬派なイメージがあるが、あれは周りが作ったイメージだと思う。
例えば、この本の中の「夏について」。タイトルの付け方からぬるい。書き出しも「夏は大好きだ。太陽がガンガン照りつける夏の午後にショートパンツ一枚でロックンロールを聴きながらビールでも飲んでいると、ほんとに幸せだなあと思う。」で始まる。ホント、ぬるい。
今でも村上さんは、こういうのを書きたいんじゃないかなあと思ってしまう。
休日の午後に読むのにちょうどいい感じの本だ。


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【読書感想】近藤史恵「スティグマータ」

【ジャンル】スポーツ(自転車レース)

【書評】A

【感想】

この作者の自転車レースものはどれを読んでも面白い。自転車レースに詳しくない人はシリーズ一作目の「サクリファイス」から読み始めることを勧める。自転車レースの世界を丁寧に解説してある上に本屋大賞の2位になってもいるので、好きか嫌いかは別にしても読みやすい。

話を本作に戻すと、主人公のチカは自転車レースの世界に生きるレーサー。ただし、レースで優勝を目指すのではなく、エースの勝利をサポートする役目だ。年齢的には下り坂に差し掛かっているが、自分を必要とするチームのため、自分の来年の契約のために自転車を駆る。ツール・ド・フランスのような華やかな世界に生きるチカだが、会社での自分の立場に重なるようでもあり、物語に引き込まれる。明日からもがんばろうという気力を与えてくれる物語だ。


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【読書感想】石川英明「食べ順爆発ダイエット」

【ジャンル】ダイエット

【書評】C

【大まかな内容】

野菜→タンパク質→炭水化物といったように食べ順にこだわる。体重が落ちなくなってきたらドカ食い(爆発)して、レプチンを増やして停滞期を打破する。

【実践結果】

1か月試したところ、3キロ減。本をキッチリ守らずに3週間に1回の爆発日を毎週爆発させていた。食べる順も炭水化物を最後にとるところは外さなかったが、後は柔軟に対応。ただし、炭水化物を食べる量は意識して減らしたし、なるべくクルマを使わずに徒歩や自転車にしていた。体重が落ちにくい年齢ということを考慮すれば、けっこう良い結果だと思う。


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【読書感想】堂場瞬一「神の領域」

【ジャンル】司法・刑事・スポーツ(マラソン)

【書評】B

【主な登場人物】

城戸 南(きど みなみ)

神奈川地検の検事。大学の途中までは陸上の長距離選手。40代。妻はニューヨークに単身赴任中で、妻の実家で中学生の娘と暮らす。酒は弱いが飲むのは好き。喫煙家。いつかはまた走る習慣を取り戻したいと思っている。

大沢 直人(おおさわ なおと)

城戸につく事務官。長身のイケメン。服のセンス良し。性格も穏やかで気が回る。

牛島 直弥(うしじま なおや)

神奈川県警捜査一課係長。城戸の高校時代の陸上部の先輩。高校時代の上下関係から城戸はやりにくい。自分の仕事にプライドを持って取り組んでいる。

浅岡 美希(あさおか みき)

城戸の後輩検事。気が強く、訳あって生活を切り詰めている。苦労して司法試験に受かる。


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