2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧
【ジャンル】企業・仕事 【書評】A 【感想】 北海道の小さな町で調律師になったばかりの外村(とむら)が仕事場の先輩や女子高生のピアニストと関わり合いながら成長していく。 優れた作家の書いた小説は、その物語が持つ温度や音までも感じることができる。 …
【ジャンル】ミステリー・ファンタジー 【書評】D 【感想】 クリスマスイブの日に探偵カールに起こった不思議な出来事。サンタクロースの謎が解き明かされる。 ハードボイルドのような、ハートウォーミングのような新感覚の大人の絵本。 現実に疲れたときに…
【ジャンル】その他 【書評】C 【感想】 デフォルト(国家破綻)を回避するため、国の支出を半減しようとする総理。しかし、当然、福祉の切り捨てなど、痛みを伴う改革を断行する必要がある。何が正解か誰にもわからない中で、出された結論とは。 本作は、時代…
【ジャンル】企業・仕事・スポーツ(マラソン) 【書評】A 【感想】 「世の中ってのは、ただ一生懸命に頑張るだけじゃ報われないこともあるんだよ」 足袋を作る零細企業が社運をかけ、ランニングシューズの開発に挑む。 スカッとする勧善懲悪。仕事に行き詰ま…
【ジャンル】その他 【書評】D 【感想】 記憶を喪ったアルコール依存症のオダと踊り子、依子の純愛物語。 物語に将棋の話が出てくる。僕は将棋が趣味なので、読んでいておもしろかったが、将棋を知らない人にとっては本作を読みづらくしてしまっているかも。…
【ジャンル】その他 【書評】C 【感想】 「悲しいのに、幸せな気持ちにもなれるのだと知ってから、テツコは、いろいろなことを受け入れやすくなったような気がする。」 25歳で亡くなった一樹。その妻、テツコは今でも一樹の父、ギフと一緒に暮らしている。そ…
【ジャンル】企業・仕事 【書評】S 【感想】 大学に通っていた頃、小説は長編であればある程、読み応えを感じていた。当時は村上春樹や宮本輝が好きで、図書館で借りてきて、文字どおり寝食も忘れて読み漁っていた。 しかし、就職して結婚して子どもができて…
【ジャンル】ミステリー・冒険 【書評】B 【感想】 伝説の山岳クライマー、羽生丈二をジャーナリストの深町が追う。追うなかで、明らかにされる羽生の過去と1台のカメラの謎。 物語は深町の視点で語られる。山を登る臨場感を味わいたいなら笹本稜平さんの作…