2017-10-30 【読書感想】恩田陸「夜のピクニック」 その他 書評 【ジャンル】その他 【書評】A 【感想】 本屋大賞を受賞してから随分経つ。なかなか手が出なかったのは、僕もいい大人になって、青春だとか恋愛ものに感情移入できないと思っていたからだ。 物語は高校の全校生徒が80キロ歩く、歩行祭の朝から始まる。西脇融と甲田貴子は高校三年生で、クラスメートが知らない二人だけの秘密を抱えながら、高校最期の歩行祭を歩く。 僕が高校生のときに読んでいたら、彼ら目線で読み進めていたと思うが、今は彼らの親目線で読んでも十分楽しめた。