【読書感想】横関大「スマイルメイカー」
【ジャンル】ミステリー
【書評】A
【感想】
「子供だろうが老人だろうが、テロリストだろうがロマンチストだろうが、金さえ払ってくれれば誰でも乗せる。そしてどんな人間でも、このタクシーから降りるときには必ず笑顔になる。それがスマイル・タクシーだ」
笑えない(?)タクシードライバーを巡るミステリー。
最初の数十ページを読んでみると、自分の好みに合わなく、読むのを止めようかと思うことがあり、実際、それで読みかけになった本もある。
しかし、この本は最後まで読んで良かった。90ページくらいまでは苦行に近かったが、苦行とのギャップで、その後が非常におもしろかったのかも。