四つ葉のブログ

僕と妻、三人の子どもと暮らしています。趣味は、読書とジョギング、たまにロードバイク。いつかはトライアスロンに。書評=S(時間を忘れる程面白い)A(とても面白い)B(面白い)C(まあまあ)D(いまいち)E(つまらない)※あくまで個人的な感想です。

なぜドラクエⅢがドラクエの中で1番面白いのか

ドラゴンクエストといえばⅢだ。もちろん異論がある人も多いと思う。でもなぜⅢかといえば僕が小学生の頃、ブームだったからかもしれない。友達の部屋や、ガヤガヤした教室の様子。そういう思い出も含めてのドラクエⅢだ。

今年になってドラクエⅩⅠが発売された。ちょっとというか、すごくほしかったが、ハードも持ってないし、これから買うのもハードルが高いし、妻や子どもの手前、堂々とゲームをしてるのもばつが悪い。なんて、思っているうちに、スマホドラクエⅢができることを知り、さっそくダウンロードしてみた。

妻や子どもが寝静まったあと、こっそりプレイしてみた。たまらなく面白い。何度もクリアしているはずなのにすごく新鮮だ。それに子どもや妻に隠れてゲームをしているこのドキドキ感がたまらない。この感覚って、子どもの頃、親が寝たあとに、こっそり起きて、ゲームをしてたあの感覚と一緒だ。この後ろめたい気持ちと楽しい気持ちが複雑に絡みあった感じがたまらなくいい。40にもなって、この感覚が再び味わえるとは思ってもみなかった。ちなみに読書ではこの感覚は味わえない。ゲームでも本でも自分のために時間を使っているところは一緒なのにも関わらず。

しばらくの間、読書に当てていた時間がドラクエに取って代わられそうだ。


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【読書感想】片岡翔「さよなら、ムッシュ」

【ジャンル】ファンタジー

【書評】C

【内容】

好きな作家さんの本を片っ端から読み漁るのもいいが、まだ読んだことのない作家さんの本を読むのも新鮮味があって楽しいし、新しい世界がひらける。

本作は、出版社で校正の仕事をする星太朗(27歳)と、命を宿したコアラの人形、ムッシュの物語。

話は重いが、それを中和するように語り口は軽いので読みやすい。半日、時間が空いたときに読むのにちょうどいい本だ。


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【読書感想】勝間和代「新・知的生産術」

【ジャンル】ビジネス

【書評】S

【感想】

ビジネス書に賞味期限はあるのか?答えは否である。確かにIOTや企業のコンプライアンスなど、数年前では考えられない程、激化している。本書も今では古くなった内容が散見される。しかし、本書に限らず作者が本当に言いたいことは時代に流されないと断言できる(技術書除く)。僕が本をたくさん読むようになったのも、ロードバイクに乗るようになったのも本書のお陰だ。そのお陰で、僕のライフスタイルは充実したものになったと思う。

作者に対する評価は色々あると思うが、僕の人生に最も影響を与えた本のひとつだ。


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【読書感想】野矢茂樹「無限論の教室」

【ジャンル】学問

【書評】A

【感想】

子どもの頃、1番大きい数は無限だと思っていた。では、無限という数は偶数か?奇数か?と問われると答えられない。無限が数であるならば、そのどちらかに属するはずだ。じゃあ、無限て、何だ?すごく知的好奇心が刺激される。

本作は、先生と生徒の対話形式で話が進み、難しい数式も出てこないので、読みやすい。僕の1番上の子はまだ小学生だが、高校生くらいになったら読むことを勧めたい。


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【読書感想】天野貴元「オール・イン」

【ジャンル】手記

【書評】C

【感想】

本を読む醍醐味のひとつは、他人の人生を追体験できるところだ。

藤井聡太さんの出現で注目を集めている将棋界の話。藤井さんが光なら、天野さんは影の部分かもしれない。天野さんはプロ棋士になろうと挑戦するが、もう一歩のところで届かなかった。そして、若くしてがんになる。

本作から自分のいる環境の中で精いっぱい生きることの大切さと、本人の気持ち次第でいつからでも人生は修正できることを教えられた。


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【読書感想】上橋菜穂子「闇の守り人」

【ジャンル】ファンタジー

【書評】S

【感想】

王の主治医であった父が王家の家督争いに巻き込まれ殺される。秘密を知っているかも知れない娘バルサも殺されそうになるが、父の親友で天才的な短槍使いであるジグロによって国から逃がされ、ジグロと共に逃避行の旅を続ける。

本作はジグロから短槍の技を受け継ぎ、女用心棒となったバルサが故郷に帰るところから始まる。すでにジグロは死に回想シーンに出てくる。血を分けた親子ではないのにお互いを思いやる気持ちがやるせない。そして、バルサは故郷で繰り広げられている王宮での陰謀に翻弄される。

上橋さんの守り人シリーズは、短編も入れると10作以上ある。本作は、その2作目(1作目は「精霊の守り人」)。1作目も面白かったが、本作でこのシリーズにはまりシリーズ全作を短期間で読破した。


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【読書感想】中室牧子『「学力」の経済学』

【ジャンル】子育て

【書評】A

【感想】

 タイトルで、食わず嫌いの人もいるかもしれないが、食わないのはもったいない内容。基本、学力の向上についてデータを分析して有効な方法を紹介している。

各家庭でそれぞれ教育論については一家言あると思う。それに照らし合わせて納得する部分だけ取り入れるのがいい。

我が家では、この本を読んでテストで良い点数をとったとき「100点とれてすごいねー」と誉めるのではなく「テスト前、漢字練習頑張ったから100点取れたんだよー。よくがんばったね」と、誉めるようにした。

我が家の教育を考え直すきっかけになった本。


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